「毛布ってクリーニングに出したほうがいいの?」
「クリーニング店に出したらいくらぐらいするの?」
「自宅やコインランドリーで洗えるならそれに越したことはない・・」
寝ている間にコップ1杯分の汗をかくって言うし、ダニやカビがすごいというイメージもあって、ちゃんと洗わなくては!!と思うけれど、意外と毛布のクリーニングについて知らない方も多いのではないでしょうか?
ここでは毛布をクリーニングする方法とそれぞれの料金相場をまとめました。自宅で洗うのか?コインランドリーでガッツリ洗うのか?プロのクリーニング店に依頼するのか?
そのあたりの参考材料としてこちらのページがお役に立てれば幸いです!
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
- 毛布のクリーニングって?
- 【業態・方法別】毛布のクリーニング料金相場まとめ
- 毛布をクリーニングするメリットとは?
- 毛布を宅配クリーニングに依頼する場合の料金設定
- 毛布を宅配クリーニングに依頼するメリット・デメリットまとめ
- 白洋舎・ホワイト急便等の店舗の毛布のクリーニング料金!
- 毛布を街のクリーニングに依頼するメリット・デメリットまとめ
- 寝具店でも毛布をクリーニングが可能!
- 毛布のクリーニングを依頼した場合の仕上がりまでの流れと日数
- 【自宅洗い・コインランドリー使用】毛布のクリーニング料金とメリット・デメリットまとめ!
- 毛布をクリーニングする時に注意すべきこと
- クリーニングに出した方がいい毛布とは?
- 毛布クリーニングに関する疑問Q&A
- 毛布のクリーニングについてのまとめ
毛布のクリーニングって?
毛布には家庭やコインランドリーで洗える物も多くありますが、クリーニング店では素材の特性に合った洗い方で、毛布の風合いを守りつつ、汚れをきれいに落としてくれます。
また、ウールやカシミヤなどの水洗いできない毛布はもちろんですが、複数枚の毛布を一度に洗いたい時や、毛布を広げて干す場所がない時などにも、クリーニングがおすすめです。
自分で洗ってしっかり乾燥させる労力や時間を考えれば、毛布をクリーニングに出すことはいろいろなメリットがあると言えるでしょう。
毛布をクリーニングに出す必要はある?
毛布は一年の中でも使用する期間が長く、体に直接かけることの多い寝具です。そのため、汗や皮脂で汚れやすく、湿気を溜め込んで臭いやカビの原因になることもあります。
また、繊維や獣毛などの素材が密集している構造は、ダニの住み家になりやすいという心配もあります。
ダニは一度発生すると急速に数を増やし、そのフンや死骸はアレルギーの原因にもなります。さらに、家庭での洗濯や天日干し程度では死滅しないため、毛布の中に長く住みついてしまう非常に厄介な生き物です。
毛布をクリーニングに出すと、このような様々な悩みが解決します。家庭用洗濯機では落ちない臭いや汚れが落ち、高温の乾燥によってしぶといダニを死滅させることも可能です。
いつも家で洗っているけれど、なんとなく臭いや湿っぽさが残るという場合や、自分や家族がアレルギーを持っているといった場合は、定期的に毛布をクリーニングに出してきれいな状態を維持することがおすすめです。
【業態・方法別】毛布のクリーニング料金相場まとめ
まずはおおよその毛布のクリーニング料金相場を方法ごとにまとめましたので、以下を参考にしてみてください。
方法 | 価格相場 |
宅配クリーニング | 1,500円~3,300円(税込) |
一般クリーニング | 1,000円~2,200円(税込) |
寝具店 | 1,000円~2,200円(税込) |
コインランドリー | 1,000円~1,500円 |
自宅洗い | 0円 |
毛布をクリーニングする方法はおもに上記の5つ。プロに依頼する場合は、街のクリーニング店、寝具店、宅配クリーニングの3つの業態があり、自分で洗う場合はコインランドリーか自宅洗いになります。
値段は、毛布の素材・サイズ・高級品かどうかなどでも変わりますが、おおよそ1,000円~3,300円(税込)の間でクリーニングができます。
ここからはそれぞれをさらに詳しく解説していきます!
毛布をクリーニングするメリットとは?
- 家で洗えない毛布も洗える
- 汚れ落ちが良くきれいに仕上がる
- 時間や労力がかからない
- 保管サービスを利用できる
頻繁に洗う物ではないからこそ、毛布を洗う時は一度できれいに汚れを落とし、ふんわり仕上げたいもの。クリーニングを利用すれば、プロの技術でそれが叶います。
ここでは、毛布をクリーニングに出すメリットについて、具体的にご紹介しましょう。
家で洗えない毛布も洗える
お使いの毛布が水洗いできる物かどうかは、毛布に付いている洗濯表示を見て確認しましょう。水洗いできる物であっても、洗濯機で洗える物と手洗いが推奨されている物があるので、自分で洗う際には注意が必要です。
洗えないことが多い素材は、ウール・カシミヤ・シルク・キャメルなどです。洗濯不可の毛布を無理に洗うと、せっかくの上質な風合いが失われてしまいます。ぜひクリーニングのプロにおまかせして、きれいに仕上げてもらいましょう。
クリーニング店では毛布の素材に適した洗い方で汚れを落とし、肌触りや風合いをキープしてくれます。ただし、高級素材の毛布の洗い方は、店舗によってドライクリーニングか水洗いに分かれますので、事前にご確認ください。
汚れ落ちが良くきれいに仕上がる
毛布は汗や皮脂で汚れやすく、それが臭い・カビ・黄ばみなどの原因になります。そして、しつこい汚れは家庭用の洗濯機や手洗いではなかなか落としにくいのが難点です。
また、毛布に染み込んだ汚れは、ダニを引き寄せる格好のエサになります。ダニは生命力が非常に強く、家庭での洗濯や乾燥、天日干しくらいではなかなか死なない厄介物です。そのため、クリーニングでしっかり汚れを落とし、高温乾燥でダニを死滅させることが必要なのです。
クリーニング店では素材に合った洗剤を使用し、プロの技で洗浄・乾燥させるため、毛布がふんわり仕上がるというメリットもあります。大切な毛布や使う頻度が高い毛布こそ、クリーニングを利用してメンテナンスするとよいでしょう。
時間や労力がかからない
かさばる毛布を洗濯ネットに入れて洗濯機で洗ったり、ベランダまで運んで干したり、しっかり乾くまで乾燥機にかけたりするのは大変なこと。ましてやそれが複数枚であったり、お天気が悪い日が続いたりすると、余計に時間や労力がかかるものです。
また、コインランドリーを利用する場合も、重たい毛布を運んで往復する必要があり、自宅で洗うのとはまた違う大変さがあります。
一方、クリーニングは洗う手間を省けるのはもちろん、ネットの宅配サービスを利用すれば受け渡しも自宅で済みます。
忙しくて自分で洗ったり店舗に持ち込んだりする時間がない方や、一度に複数枚の毛布を洗いたい方、自宅に乾燥機や広げて干す場所がない方など、いろいろな事情がある方におすすめです。
オフシーズンの時期は保管サービスで収納いらず
クリーニング店の中には、預かった物をそのまま長期間保管してくれるところもあります。
特に寝具は収納スペースを大きく占める物。元々収納場所が少ないおうちや、家族が増えたご家庭などでは、オフシーズンの保管場所に困ることもありますよね。そんな時は、ぜひクリーニング店の保管サービスを利用しましょう。
保管サービスの期間や料金は店舗によって異なりますが、6ヶ月から9ヶ月くらいの期間を設けているところが多く、保管料が無料の場合もあります。
また、預けた毛布は温度や湿度が安定した場所で保管されるため、毛布の品質維持になるというメリットもあります。
ただし、返送時期は月の前半や後半でしか指定できなかったり、申し込み時に指定した時期を変更できない場合もあります。毛布が必要になる季節に間に合うよう、あらかじめ返送時期をしっかり確認してから預けるようにしましょう。
毛布を宅配クリーニングに依頼する場合の料金設定
お店 | 価格 | 備考 |
ふとんリネット | 1,500円~2,990円 | 枚数により割引 |
リアクア | 1,500円~2,800円 | |
リナビス | 2,075円 ※6枚パックで選んだ場合の実質価格 |
2枚で1枚カウント |
せんたく便 | 2,450円 ※2枚パックで選んだ場合の実質価格 |
2枚で1枚カウント |
しももと | 980円 | 布団丸洗いのオプションとして |
ポニークリーニング | 2,633円 ※3枚パックで選んだ場合の実質価格 |
2枚で1枚カウント |
洗宅倉庫 | 2,546円 ※3枚パックで選んだ場合の実質価格 |
2枚で1枚カウント |
24時間自宅からクリーニングの依頼ができて、やり取りはすべて配送で完結できる宅配クリーニング。毛布や布団などの持ち運びが面倒なアイテムほどその利便性を実感できます。
宅配クリーニングに多い料金形態は以下の2種類です。
1.宅配毛布クリーニングは複数枚セットでの価格設定
敷き・掛け布団のクリーニングをメインとしたサービスが多く、2枚単位○○円、3枚単位○○円と価格が決まっています。
もちろん毛布も対象です。毛布の場合、1枚あたり0.5枚としてカウントしてくれるお店が多くなります。つまり2枚の場合、(0.5枚+0.5枚)=1枚という事になります。
2.1枚ごとの価格設定をしている宅配毛布クリーニングもある
街のクリーニング店と同じ、毛布1枚あたり○○円という価格設定です。ただし各サービスとも送料が無料になる金額が決まっているため、仮に毛布1枚だけだと送料が加算されて割高になることもあります。
送料を無料で届けてもらうには、家族分の毛布をまとめて依頼するなど工夫が必要です。
毛布を宅配クリーニングに依頼するメリット・デメリットまとめ
自宅にいながら毛布のクリーニングを完結できる宅配クリーニング。便利さなどのメリットだけではなくデメリットの部分もまとめました。
毛布を宅配クリーニングに依頼するメリット
- ネットから24時間クリーニングの依頼が可能
- 営業時間を気にすることがない
- かさばる毛布を持ち運ぶ必要が無い
- 複数枚依頼する場合、とても便利
- クリーニング後に、長期保管をしてくれるお店も
毛布を宅配クリーニングに依頼するデメリット
- 街のクリーニング店と比べると若干割高
- 注文合計金額によっては送料が別途かかる
お仕事で営業時間内に持ち込みも引き取りも難しい人には、自宅にネット通販と同じように届けてくれるので利便性の高さが最大のメリットです。不在時は、宅配ボックスや不在票での対応が可能なので納期の融通が利きます。
白洋舎・ホワイト急便等の店舗の毛布のクリーニング料金!
お店 | 価格 |
白洋舎 | 1,110円(税込)~2,110円(税込) |
ホワイト急便 | 1,000円 |
ポニークリーニング | 1,050円~2,090円(税込) |
うさちゃんクリーニング | 990円(税込)~1,440円(税込) |
クリーニング専科 | 1,220円(税込)~1,500円 |
一般の街のクリーニング店では1枚につき料金が加算されるところがほとんどです。2枚まとめると安くなる・・といったキャンペーンを行っているところもあるようですが、タイミングや時期によって変わります。
毛布を街のクリーニングに依頼するメリット・デメリットまとめ
近所にあるクリーニング屋さんに持ち運んでクリーニングしてもらう場合のメリットとデメリットをまとめました。
店舗で毛布クリーニングをするメリット
- 洗浄効果の高いプロのクリーニング
- 気になる汚れ等を対面で伝えることができる
店舗で毛布クリーニングするデメリット
- 持ち込み・引き取りの手間(時間)がかかる
- 営業時間内にやり取りをしなければならない
家の近くにクリーニング店がある方や、持ち込みを負担に感じないという方は街のクリーニング店がおすすめです。また中には布団等は別で宅配対応をしてくれるお店もあります。
寝具店でも毛布をクリーニングが可能!
相場価格 |
1,000円~2,200円(税込) |
お布団や毛布を販売する寝具店でもクリーニングの対応をしてくれるお店があります。価格はお店によって差が大きい為、直接料金と納期の確認をしてみるのが良いでしょう。
メリット
- 毛布の素材を知り尽くしている安心感
- 一般のクリーニング店と同等の料金設定
デメリット
- 持ち込み・引き取りの手間(時間)がかかる
- 営業時間内にやり取りをしなければならない
毛布のクリーニングを依頼した場合の仕上がりまでの流れと日数
- 店舗への持ち込み
- 簡易検品・受付
- 工場での検品
- 予備洗い・本洗い
- 乾燥仕上げ(毛布の種類によっては乾燥に時間がかかるものも)
- 店舗での受け渡し・引き取り
毛布のクリーニングはおおよそ1週間程度で仕上がります。獣毛素材が使われたデリケートな毛布はさらに納期がかかることもあるので、急ぎ等の場合は事前にお店に確認しておきましょう。
【自宅洗い・コインランドリー使用】毛布のクリーニング料金とメリット・デメリットまとめ!
「そこまでたかい毛布でもないので、わざわざクリーニングに出すほどでもない」
「できるだけ清潔に使いたいので頻繁に洗いたい」
そんな人にとってはクリーニングに依頼する溶離も自分で洗うほうが良いですよね。
自分で洗う場合に気を付けなくてはならないのが、そもそも本当にこの毛布を洗えるかどうか?と判断です。
水洗いをすることでゴワゴワになったり、乾燥機にかけて縮んでしまったりと洗うことで毛布として使えなくなってしまうものもあります。では実際どのように見分ければいいのか?を簡単に解説していきます。
【毛布の素材別】クリーニング方法の目安表
分類 | 素材 | 洗濯方法 |
化学繊維 | アクリル | 水洗い |
ポリエステル | ||
獣毛繊維 | カシミヤ | ドライクリーニング |
ウール | ||
キャメル | ||
アルパカ | ||
アンゴラ | ||
ビキューナ | ||
天然繊維 | シルク | |
綿 | 水洗い |
一般的に素材に対しては上記のような洗い方が洗濯されます。水に弱い、型崩れや風合い変化のリスクが高い素材はドライクリーニング、水に強い素材は水洗いになります。
ただし、毛布はこれらの素材が混紡されていることも多くあります。
【毛布の分類別】クリーニング可否と方法の目安表
名称 | 素材 | 洗濯方法 |
マイヤー毛布 | アクリル ポリエステル |
水洗い |
ニューマイヤー毛布 | ||
マイクロファイバー毛布 | ||
フリース毛布 | ||
ヒートテック毛布 | ||
電気毛布 | ||
着る毛布 |
織り方などによっても名前が変わる上記のような毛布はおもに化学繊維を使用して作られています。そのため、多くの場合水洗いが可能です。
上記で紹介したのは、あくまで素材ごとの特性からみる洗濯の可否です。混紡されている素材や構造によっては洗濯不可のものもあります。最も確実なのは以下で紹介する取扱い絵表示を確認することです。
毛布ごとに変わる洗濯の可否は取扱い絵表示を確認!
実際に毛布についている取扱い絵表示に、自宅洗いが可能かどうか?がわかります。必ずチェックをしてから洗うようにしましょう。
洗えない敷布団についている取扱い絵表示
旧表示 | 新表示 | 意味 |
水洗い・洗濯処理はできない ※家庭において |
これらの取り扱い絵表示がついている敷布団は家庭やコインランドリーでの水洗いによる洗濯はできません。これらを誤って洗濯してしまった場合、縮み・色褪せ・風合い変化などが起こる可能性が高いです。
洗える敷布団についている取扱い絵表示
旧表示 | 新表示 | 意味 |
※数字は液の上限温度。 弱は弱い水流での洗濯。 |
※数字は液の上限温度。 |
中の数字に関係なく、このマークがついていれば洗濯可能 |
※30℃を限度、弱い手洗いが可 | ※40℃を限度、手洗いが可 | 手洗いができる |
上記のマークは洗濯機、あるいは手洗いができることを意味しています。その為、自宅やコインランドリーでの洗濯が可能です。
破れていたり、ほつれがある場合、クリーニングによって悪化する可能性があります。洗える布団であっても状態を見極めてクリーニングを行いましょう。
毛布を自宅で洗う!洗濯機・足踏み洗い
洗濯機 | 踏み洗い |
①洗濯ネットに入れて洗濯機に入れる | ①お風呂に洗浄液を溜める |
②毛布に合った洗剤を使用 | ②毛布に合った洗剤を使用 |
③「毛布コース」等で洗濯処理 | ③踏み洗い |
④天日干し | ④すすぎ(2~3回) |
– | ⑤浴槽のふちにかけて放置し水切り |
– | ⑥天日干し |
自宅で洗う場合は、コストがほぼかかりません。洗濯機に入るサイズであればボタンを押すだけで脱水までできるので手間はかかりませんが、お風呂場で踏み洗いをする際は少し面倒です。
メリット
- お金がかからない
- 好きなタイミングで洗うことができる
デメリット
- 手間と時間がかかる
- 複数枚のクリーニングは大変
- 失敗した場合自己責任
コインランドリーの大型洗濯機で毛布を洗う!
コース | 価格 | 所要時間 |
洗濯のみ | 500円~660円(税込) | 30~40分程度 |
乾燥 | 300円~500円 | 30~50分程度 |
合計 | 1,000円前後 | 1時間 |
サイズや枚数によっては自宅洗いが面倒な場合、コインランドリーがおすすめです。クリーニングに出すよりも料金を抑えられます。また最近のコインランドリーでは洗剤や柔軟剤も自動投入してくれるので昔よりも手間がかかりません。
上記表は毛布1枚の洗濯と乾燥を想定しています。乾燥は2枚、3枚まとめると乾きが悪くなるので、もう少し時間がかかります。
とはいえ、コインランドリーが近所に無い場合、車を使わなくてはならないのでそういった手間はかかります。
メリット
- クリーニングに出すより安く丸洗いができる
- 毛布コース等が用意されているところもあり便利
- 大きなサイズでも余裕で入る
- 複数枚を一度に洗うことができる
デメリット
- 持ち込みの手間が重労働
- 失敗した場合は自己責任
- 近所に無い場合は△
毛布をクリーニングする時に注意すべきこと
- クリーニングできない毛布もある
- 自分で洗うより費用が高い
- 返ってくるまでの時間が長い
自分で洗う手間がかからず、きれいに仕上がるのがクリーニングの最大のメリットですが、上記のような場合はクリーニング自体ができなかったり、自分で洗う方がいいと感じることもあります。その注意点を一つ一つ見ていきましょう。
クリーニングできない毛布もある
ウール・カシミヤ・シルク・キャメルなどの毛布は水洗いできないことが多く、クリーニング店によって対応が分かれます。プロの技術で丸洗いしてもらえることもありますが、ドライクリーニングのみであったり、クリーニング自体を断られることもあるので注意しましょう。
また、洗濯不可の電気毛布・ペットが使用した毛布・血液や尿などの汚れが付いた毛布・大きな穴やほつれなどがある毛布も、クリーニングできないことがあります。
どのような物が取り扱い除外品なのかは、各クリーニング店のサイトで確認することができます。クリーニングできない物を送ると返送料だけがかかってしまうことがあるので、分からない場合は必ず問い合わせてみましょう。
自分で洗うより費用が高い
自分で洗う場合とクリーニングに出す場合とを比べた時、特にデメリットに感じやすいのは、やはりクリーニングの方が確実に費用が高いということでしょう。
毛布を洗う手間を考えれば仕方ないと割り切るのも大切ですが、汗や汚れが気になる度に家中の毛布をクリーニングに出していると、かなりの出費になってしまいますよね。
クリーニング代をなるべく節約したいのであれば、クリーニングを年に一回程度の特別なメンテナンスとして、普段は自宅やコインランドリーで洗うのもおすすめです。
表面的な汚れを定期的に落としていれば、毛布の奥にしつこい汚れやダニが入り込むのをある程度防ぐことができます。
また、宅配のクリーニング代には送料も加算されているため、家族全員の毛布を一度に出したり、他の寝具や衣類と一緒に出したりして、なるべく少ない回数で済むようにするとよいでしょう。
返ってくるまでの時間が長い
毛布を自宅で洗えば、外干しでしっかり乾かしても2日くらい、コインラインドリーなら1日で済みますが、クリーニングに出すと自宅に戻ってくるまでに1週間から2週間くらいかかります。
さらに、繁忙期にあたる6月から10月頃はそれ以上かかることもあるため、その間に毛布が必要になると大変不便です。
洗い替わりの毛布がない場合は、普段は自分で洗濯して、オフシーズンにクリーニングに出すとよいでしょう。仕上がりまでに長い日数がかかっても困らないよう、なるべく早くに出すことがポイントです。
一方、一年を通して毛布を使う機会が多いのであれば、あらかじめ洗い替わりの毛布を用意しておくのも一つの方法です。何枚かの毛布を季節や用途に応じて使い分ければ、一枚一枚の汚れや傷みの程度も軽くなるため、毛布を長持ちさせることができます。
クリーニングに出した方がいい毛布とは?
自宅やコインランドリーで洗える毛布であっても、やはりプロにクリーニングしてもらうのとは洗い方にも仕上がりにも格段の違いがあります。例えば、以下のような毛布は特にクリーニングの方がおすすめです。
手触りや質感を維持したい毛布
肌触りや質感のいい毛布は、自分で洗うとその風合いが失われてしまうことがあります。
クリーニング店の中には、生地を傷めないように特別な洗剤や静止乾燥機などを使っているところもあるので、品質維持に気を付けているお店を選ぶとよいでしょう。
ウール・シルク・カシミヤ・キャメルなどの高級毛布
ウール・シルク・カシミヤ・キャメルなどの高級素材は、保温性や吸湿性に優れる反面、自宅では洗えないことが多いのが難点です。
クリーニングン店ではこのような毛布も水洗いやドライクリーニングなどで対応できるため、安心して預けられます。
通常の洗濯では落ちない汚れがある毛布
普通の洗剤や洗濯機を使っても落ちないほどの頑固な汚れは、プロにまかせるのが一番です。
ただし、店舗によっては血液やおねしょなどの汚れや、ペットの毛が付いた毛布などは断られることがあります。また、追加料金がかかる場合もあり、買い替えた方が安く済む可能性もあります。
それらの点を考慮した上で、様々な汚れに対応しているお店を選びましょう。
毛布クリーニングに関する疑問Q&A
Q:毛布を実際に自宅で洗った方の口コミ
私も自分で洗濯機で洗ってます。
洗濯機OKのアクリル毛布はもちろん、洗濯機OK表示の無いウールのものも、洗っちゃってます(^^;
エマール(もしくはアクロンなど)+柔軟剤で十分ですよ。
自宅の全自動洗濯機が7kgくらいあれば楽々洗えます。(引用:教えて!goo)
うちでは週に一度洗いますが 自宅で洗いますよ~~**
洗濯機に色んな機能が付いてますが 普通に洗っても問題ないですね~
ただ柔軟剤は少々多めに入れると香りが良く調度 一週間ほどで消えるので
また洗濯というサイクルです
どんどん 自宅洗いして下さいね~^^(引用:ヤフー知恵袋)
おしゃれ着用洗剤等を使って水洗いがOKなアクリル・ポリエステルはもちろん、ウール製品まで洗濯機で洗っているという方もいました。
洗剤の種類や洗濯機のコースによっては簡単に洗えるものも多くあります。
Q:毛布をクリーニングする頻度はどれぐらいが良い?
シーズン終わり、季節の変わり目に1回程度がおすすめです。水洗いができる化学繊維素材の毛布は洗ったとしてもそこまで大きく劣化することはありません。
その他のウールやカシミヤ、キャメル、シルクなどの基本ドライクリーニングのものはクリーニングによって獣毛繊維特有の油分が失われることもあるので目立った汚れがなければ1年~2年に1回程度でも問題ありません。
Q:毛布の最適な保管方法は??
クリーニングに出した場合、保護用のビニール袋でおおわれています。そのビニール袋は必ず外して保管しましょう。あくまで輸送中にホコリなどが付かないためのものです。逆につけたまま保管をしてしまうと、湿気がこもりカビが生えてしまうこともあります。
また獣毛繊維でできている毛布は、虫食い被害に遭いやすいので防虫剤を使いましょう。
毛布のクリーニングについてのまとめ
実際に調査をすると多くの場合毛布は自宅で洗ってしまうという方が多い印象です。布団などとは違って、失敗したとしても使用に大きく差し支えることがないという点や、購入価格がそこまで高くないという理由があるようです。
逆にカシミヤ、シルク、アンゴラ、キャメルといったドライクリーニングをしなくてはならない高級毛布はプロのクリーニング店に依頼する以外に方法が無い為、多少クリーニング代がかかっても依頼する方が多いようです。
まずは取扱い絵表示を確認して、自宅で洗えるのか洗えないのか?を把握し、最適なクリーニング方法を選ぶ必要があります。
ぜひ参考にしてみてください!
ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。
クリーニングしたい衣類の引取りからお届けまで自宅にいながら完結できる宅配クリーニング。
たくさんある宅配クリーニングサービスの選び方から価格が安いお店まで徹底比較しました。お店選びの参考にしてみてください。